私は、蓮というとお寺などで仏様が座っているいる台座に使われているのが浮かびます。
「蓮華座」ですかね。
蓮は、花言葉に「神聖」や「清らかな心」の意味があり、お寺などでは「悟りの象徴」とされています。
蓮は水生の植物のため、育つの泥沼です。泥沼が汚いほど綺麗な花が咲くという説もあるほど神秘的な植物です。
そんな生態が仏教の考えに通づるとして蓮の花が象徴として使われるようになりました。
泥沼を人間の煩悩として表し、人生の中にある様々な苦悩や悲しみに負けず、清らかに咲き誇る生き方の例えとして用いられます。
蓮の花は、上品な香りがして大輪の花を咲かせますが、花が咲くのは早朝の数時間だけで、3日ほどで散ってしまいます。
蓮華の五徳
蓮の花には、人の心のあり方を説いた5つの特徴があります。
淤泥不染の徳(おでいふぜんのとく) どんなに厳しい環境にいても清らかに生きましょう。
一茎一花の徳(いっけいいっかのとく) 唯一無二の自分を大切にしましょう。
花果同時の徳(かかどうじのとく) 仏の心を大切に育てていきましょう。
一花多果の徳(いっかたかのとく) 花を咲かせて、たくさんの人々を幸せにできるようにしましょう。
中虚外直の徳(ちゅうこげちょくのとく) 欲に支配されず、真っ直ぐに生きましょう。
これらは「蓮華の五徳」と呼ばれ、この心に極楽にいけると説かれています。5つとも簡単なようで難しいことですが、変わるきっかけにはなれそうですね。
白蓮華:煩悩に負けることなく、清らかな仏の心を表す。
紅蓮華:仏の救済を表しています。
以前にエステサロンを経営していた時にも、会社のイメージとして名刺や印刷物などに
「蓮」を使っていました。
なぜか癒されるというか・・。
私が育った町は「レンコン」の産地で町中にレンコン畑があります。
近年では、国の特別天然記念物「コウノトリ」が巣を作り産卵したことにより
「コウノトリの町」となっています。

